【2026年06月18日】日経71,053円・4日連続史上最高値——停戦合意文書発効・ホルムズ開放・イスラエルはレバノン攻撃継続・ACN▲17%・BOE7対2

2026年6月19日金曜日

金融市場振り返り

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【2026年06月18日】日経71,053円・4日連続史上最高値——停戦合意文書発効・ホルムズ開放・イスラエルはレバノン攻撃継続・ACN▲17%・BOE7対2

📅 対象時間帯:2026年6月18日(木)07:00 〜 6月19日(金)07:00 JST
📌 BOE政策金利決定・停戦合意文書ヴェルサイユ署名(6/17夜)・ジュネーブ式典中止・米国Juneteenth前最終取引日・日本CPI5月速報(6/19 08:30)
📎 関連記事(前回):【2026年06月17日】日経取引時間中70,125.75円——史上最高値更新・タカ派FOMC受けダウ▲507ドル・停戦合意文書電子署名・KMX&SWBI決算
📎 関連記事(FOMC速報):【FOMC速報】ウォーシュ議長初会合——現状維持12対0・タカ派ドットプロット・フォワードガイダンス廃止の衝撃
📌 30秒で読む結論
本日の最大のトピックは二つが同時に動いた点だ。一つ目はトランプ大統領がG7サミット中にフランス・ヴェルサイユ宮殿でマクロン大統領主催夕食会の席にて停戦合意文書に署名(6/17夜)、イランのペゼシュキアン大統領がテヘランから遠隔署名して合意が発効、予定されていたスイス・ジュネーブでの正式署名式は中止となったこと。米CENTCOMがホルムズ海峡の海上封鎖終了を宣言し原油価格が続落した。二つ目は前日FOMCのタカ派ショックからのリバウンドで、日経が71,053.49円と4日連続の史上最高値を更新し、NYもダウ+72pt・S&P500+1.08%・Nasdaq+1.91%で回復したこと。ロンドン時間にはBOEが7対2で3.75%の据え置きを決定(グリーン委員・ピル委員が利上げ主張)、エネルギー価格下落と停戦合意文書を踏まえた慎重姿勢が鮮明になった。決算面ではアクセンチュア(ACN)が売上未達・ガイダンス下方修正で株価▲17%超という業界震源地となり、コグニザント・インフォシス・キャップジェミニまでITサービス株に連鎖安が波及した。クローガー(KR)もEPS$0.01未達で▲6.9%。米国は6/19(金)Juneteenth(奴隷解放記念日)で市場休場となるため、本日が週最終取引日となった。
①トランプ大統領がヴェルサイユ宮殿で停戦合意文書に署名・ジュネーブ式典は中止・CENTCOM封鎖終了宣言でホルムズ開放——WTI続落、日経71,053円・4日連続最高値
②アクセンチュア(ACN)▲17%——AI投資がコンサル需要を侵食、ガイダンス下方修正でITサービス株に連鎖安
③BOE7対2で3.75%据え置き・FedWatch利上げ確率39.6%に拡大——日本CPI5月は6/19 08:30発表予定(前回コア+3.30%)

📅 本日の主な予定(6月19日金曜日)

時刻(JST)イベント
07:45🇳🇿NZ 貿易収支 5月——前回変動幅+1.3pips
08:01🇬🇧英国 GfK消費者信頼感調査 6月——前回変動幅+1.3pips
08:30🇯🇵🔥🔥🔥 日本 消費者物価指数(CPI)5月——前回変動幅+1.5pips。前回コア(生鮮食品除く)+3.30%。ホルムズ開放・円安・エネルギー価格の動向が読み解きの鍵。BOJの次の利上げ判断に直結。
15:00🇬🇧英国 公共部門ネット負債 5月 / 小売売上高 5月——予想+0.4%前月比(前回▲1.3%)
15:00🇩🇪ドイツ 生産者物価指数(PPI)5月
21:30🇨🇦カナダ 小売売上高 4月
終日🇨🇭🔴 スイス・ジュネーブでの停戦合意文書正式署名式——中止。トランプ大統領が6/17夜にフランス・ヴェルサイユ宮殿で署名、ペゼシュキアン・イラン大統領がテヘランから遠隔署名して合意発効済みのため。各国交渉チームはジュネーブ入りの予定継続。
終日🇺🇸🔴 米国市場休場——Juneteenth(奴隷解放記念日)。NYSE・Nasdaq・債券市場ともに終日休場。

📰 ニュース見出し時系列

📅 2026年6月18日(木)
🌏 アジアセッション(07:00〜16:00 JST)
時刻地域見出し媒体
07:00前後🇺🇸🇮🇷🔥🔥🔥 ホワイトハウスが停戦合意文書の発効を確認——トランプ大統領が6/17夜にフランス・ヴェルサイユ宮殿(マクロン主催G7夕食会)で署名、ペゼシュキアン・イラン大統領がテヘランから遠隔署名して合意発効。予定されていたスイス・ジュネーブでの正式署名式は中止。CENTCOMがホルムズ海峡の海上封鎖終了を正式宣言。一部タンカーがホルムズ通過を開始。WTI続落Fox / CNBC
午前🇱🇧🇮🇱🔥🔥 イスラエル、停戦合意文書署名翌日も南レバノンへのドローン攻撃継続——カファル・テブニット付近で車両を直撃し2名死亡、ザバディンでも1名死亡。計3名。ネタニヤフ首相は「レバノン・シリアへの占領は継続する」と明言し、米・イランの合意に縛られない姿勢を維持。トランプ大統領は「もう少し手加減できないか」と不満を示したAl Jazeera
大引け🇯🇵🔥🔥🔥 日経225、71,053.49円(+1,151.24 / +1.65%)——4日連続史上最高値更新・Topixも4,068と最高値。高値は71,398.58円。停戦合意文書発効とCENTCOMのホルムズ封鎖終了宣言を好感し、金融・半導体株が幅広く上昇。三菱UFJ銀行+3.1%、住友三井FG+4.3%、レーザーテック+7.1%、東京エレクトロン+4.7%、SBG+4.5%が主導。ドル円は1年11ヶ月ぶり高値圏にNJ / TE
午前〜午後🌏アジア株は総じて上昇。韓国KOSPI・台湾・豪ASXも堅調。中東和平進展で資源・エネルギー株が売られた一方、半導体・航空株が買われる「停戦リバランス」が継続CNBC
🌍 ロンドンセッション(16:00〜21:30 JST)
時刻地域見出し媒体
16:56🇺🇸 NATO🔥 ヘグセス米国防長官——「一部のNATO加盟国を米国の検証で不合格とする」「欧州は米国の依存国になるべきではなかった」——NATO内の防衛負担をめぐる米欧摩擦が再浮上TradersWeb
20:00🇬🇧 BOE🔥🔥🔥 BOE政策金利——7対2で3.75%据え置き決定。グリーン委員・ピル委員が4.00%への利上げを主張。「第4四半期のCPIは3.25%超えの可能性」と慎重姿勢維持。英FTSE100は▲1%で反応CNBC
欧州全般🌍欧州株はBOE後に軟調。FTSE▲1%、DAX+0.3%、CAC40+0.4%とまちまち。原油続落を受けた資源・エネルギー株の売りが重荷。仏Capgeminiがアクセンチュア決算の連鎖安で▲6.8%Reuters
🇺🇸 NYセッション(21:30〜翌7:00 JST)
時刻地域見出し媒体
市場前🇺🇸🔥🔥🔥 アクセンチュア(ACN)Q3 FY2026——EPS $3.80(予想超過)、売上$18.7B(予想未達)、ガイダンス下方修正——株価▲17%超・年初来▲40%圏。AI投資が伝統的コンサル需要を代替という構造問題が直撃。コグニザント▲6.6%・インフォシス▲3.8%・仏キャップジェミニ▲6.8%に連鎖TheStreet
市場前🇺🇸🔥 クローガー(KR)Q1 FY2026——EPS $1.58(予想$0.01未達)、売上$46.12B(予想超過)。eコマース+19%・メディア事業が初の黒字化と好材料あるも株価▲6.9%。通期ガイダンス維持Yahoo Finance
NY引け🇺🇸🔥🔥 NY引け——ダウ+72pt(+0.14%)・51,564.70、S&P500+1.08%・26,517.93、Nasdaq+1.91%・7,500.58。SanDisk+11.1%・Intel+11.5%・SuperMicro+10.1%主導の反発。週間S&P500+0.9%・Nasdaq+2.4%。6/19(金)Juneteenth休場につき本日が週最終取引日TheStreet

🎙️ 要人発言|6月18日(時間はJST)

🇯🇵 木原官房長官(6/18 11:18)

日時 / 発言者発言内容
6/18 11:18
木原官房長官
「為替には必要に応じていつでも適切に対応」「為替を含む金融市場の動向を注視し、経済財政運営に万全を期していく」「為替の円安、輸出企業の売り上げ改善や輸入物価の上昇など影響を総合的に見てゆく必要」

🇦🇹 コッハー・オーストリア中銀総裁(6/18 16:45)

日時 / 発言者発言内容
6/18 16:45
コッハー
オーストリア中銀総裁
「インフレ率は当面の間、高止まりが続く見通し」「メンバーはいつでも行動を起こす用意がある」

🇺🇸 ヘグセス米国防長官(6/18 16:56)

日時 / 発言者発言内容
6/18 16:56
ヘグセス米国防長官
「一部のNATO加盟国における防衛体制の遅れや後退を米国として見過ごすわけにはいかない」「いくつかのNATO加盟国は、米国の検証で不合格となるだろう」「欧州は米国の依存国になるべきではなかったはずだ」

🇬🇧 BOE・MPC議事要旨(6/18 20:03)

日時 / 発言者発言内容
6/18 20:03
BOE・MPC議事要旨
「3.75%での据え置きを賛成7反対2で決定」「グリーン委員とピル委員が4.00%への利上げを主張し反対」「中期的にCPIを2%の目標に合致させるため、必要に応じて行動する用意があるとの文言を再確認」「中東の和平合意に言及しつつも、エネルギー価格の見通しは依然として不透明」「第2四半期の基礎的なGDP成長率を+0.2%と予想(4月時点の予測は+0.1%)」「第4四半期のCPIは3.25%をわずかに上回る水準に達する可能性」「ベイリー総裁、ブリーデン副総裁、ロンバルデリ委員は二次的影響が強まる兆候が見られれば、迅速に対応する方針と表明」
📌 BOE発言読み解き
事実 BOEは7対2の据え置きとなったが、前回4月会合の8対1から反対票が1票増加し、タカ派バイアスが強まっている。グリーン・ピル両委員は「中東和平合意があってもエネルギー価格は依然不透明」として利上げを支持し続けた。声明では「第4四半期のCPIが3.25%超え」という見通しを提示しており、現状の3.75%をそのまま維持し続けることへの居心地の悪さが滲む。

考察 停戦合意文書の正式署名でホルムズが開放されれば、英国のエネルギー輸入コストは数ヶ月後にかけて下落に向かう公算が大きい。市場はすでに「利上げ1回止まり」を織り込み始めており、Aberdeen証券のエコノミストが指摘するように「エネルギー価格が下落を続ければ、議論は再び利下げに転換するかもしれない」という逆転シナリオも十分にあり得る。

リスク 英国経済の最大のリスクは「第4四半期のCPI3.25%超」という見通しが外れないことだ。もしホルムズ開放後もサウジの生産設備損傷等で原油価格が底堅く推移した場合、年内に25bp利上げが実施される可能性は残る。その場合、BOEとFRBが同時にタカ派を強めるという「英米タカ派競争」のシナリオが浮上し、円・ユーロに対する圧力が再強化される。

📊 経済指標|6月18日(木)発表分

夏時間適用中。

時刻(JST)指標結果予想前回
07:45🇳🇿NZ 実質GDP第1四半期 前期比+0.8%+0.8%+0.5%(改定)
08:50🇯🇵対外・対内証券投資(6/6〜6/12)対外中長期ネット3,826億円▲9,532億円(改定)
15:00🇬🇧🔥🔥 ILO失業率 4月4.9%5.0%5.0%
15:00🇬🇧雇用統計 5月 失業率4.5%4.4%
17:00🇪🇺ユーロ圏 経常収支 4月 季調済+157億ユーロ+149億ユーロ
20:00🇬🇧🔥🔥🔥 BOE政策金利 6月3.75%(据え置き)3.75%3.75%
21:30🇺🇸🔥🔥 新規失業保険申請件数(6/7〜6/13)22.6万件22.6万件23.0万件(改定)
21:30🇺🇸🔥🔥 フィラデルフィア連銀景況指数 6月+10.3+11.0▲0.4
23:00🇺🇸景気先行指数 5月 前月比+0.1%+0.1%+0.2%(改定)
📌 指標読み解き
事実 本日の指標は「予想通り+わずかな上振れ」が多く、サプライズは少ない。英国ILO失業率4月が4.9%と予想の5.0%を下回り、ロンドン市場に小幅なポジティブサプライズを提供した。米新規失業保険申請22.6万件は予想通りで、タカ派FOMCの翌日としての労働市場の底堅さを示した。フィラデルフィア連銀景況指数の+10.3は前回▲0.4から大幅改善しているものの、予想の+11.0にはわずかに届かず。

考察 労働市場が依然底堅い中で停戦合意文書によるエネルギー価格下落が続けば、ウォーシュ議長が設置したタスクフォースが重視する「インフレフレームワーク」の見直し論議において、エネルギー要因のコアへの波及が今後のデータから検証可能になる。翌6/19の日本CPI(コア前回+3.30%)が発表されれば、BOJの次の利上げタイミング(9月か12月か)の手がかりが得られる。

リスク 米景気先行指数が+0.1%と小幅にとどまっていることは、連続プラスを維持してはいるものの「経済は強い」とは言い切れないシグナルだ。タカ派FOMCとの組み合わせで「景気後退入りなき引き締め」への不安が来年以降に出てくる可能性は排除できない。

🎯 FedWatch(7月29日FOMC向け)

ターゲットレンジ確率(Now)1日前(6/17)1週間前1ヶ月前
325-350bp0.0%0.0%2.3%0.0%
350-375bp(現状維持)60.4%70.6%89.3%93.0%
375-400bp(利上げ)39.6%28.8%8.3%6.9%
400-425bp0.0%0.6%0.0%0.0%

Data as of 18 Jun 2026 18:53 JST / CME FedWatchツール / 対象:7月29日(火)FOMC

FedWatch読み解き:FOMC声明前の前日比(70.6%)から本日18:53 JSTの60.4%と、利上げ確率が1日で+10.8pp上昇し、ほぼ4割が7月利上げを織り込む水準に達した。1ヶ月前の6.9%との比較では変化の速さは驚異的だ。ウォーシュ議長が「フォワードガイダンスをやめた」と明言している以上、今後は毎月のCPI・NFP・PCEデータが直接7月会合の確率を動かす構造になる。停戦合意文書の効果がエネルギー価格を引き下げ、6〜7月のCPIが改善を示せば確率は再び低下に転じる可能性がある。詳細はFOMC速報記事参照。

💼 企業決算|米国・海外主要企業(6/18発表分)

銘柄概要・ポイント
アクセンチュア(ACN)
NYSE・ITコンサル
Q3 FY2026(〜5/31)
6/18 市場前発表
EPS $3.80(予想$3.71超過)、売上$18.7B(予想$18.75〜18.8Bに未達、前年比+6%)。通期ガイダンスを3〜4%成長(下限側)に下方修正。Q4見通し$17.75〜$18.40Bは市場予想$18.48Bを下回り、新規受注は$19.3B(前年$19.7Bから減少)。米連邦政府セグメントの低迷(年内▲1〜1.5%のインパクト)と、AI投資が伝統的ITコンサルへの顧客支出を侵食するという「AI共食い」構造への懸念が投資家を直撃し株価▲17%超。年初来▲40%圏に落ち込み、Morgan Stanleyがオーバーウェイト→イコールウェイトに格下げ。コグニザント▲6.6%・インフォシス▲3.8%・仏キャップジェミニ▲6.8%に連鎖安。ACNはDragos・runZero・NetRise買収(計$4.18B)でサイバーセキュリティ強化の長期戦略を示した。
クローガー(KR)
NYSE・食品スーパー
Q1 FY2026(〜5/23)
6/18 市場前発表
調整後EPS $1.58(予想$1.59を▲$0.01未達)、売上$46.12B(予想$45.39Bを超過)。eコマース販売+19%(デリバリー主導)、Kroger Precision Marketing利益+20%超、eコマース・メディア事業が初の黒字化と好材料は多い。同一店舗比較(燃料除く)+1.0%。フロリダのフルフィルメントセンター閉鎖(≒$350M)・Vitacost売却(≒$300M)という二つのヘッドウィンドを数字が吸収。通期ガイダンス(調整後EPS $5.10〜$5.30)を維持。CEOのGreg Foranは「戦略的コスト削減は計画比30%前倒し」と強調。株価▲6.9%の反応はEPS$0.01未達とACN連鎖安のセンチメント悪化が重なった面が大きく、内容は相対的に堅調。

💼 企業決算|日本株 6月18日(木)発表分

本日(6/18)は国内株式決算0件(マネックス証券カレンダー照合)。6/19はコーセル(6905)・サッドラホールディングス(3544)の本決算2件が予定。

出典:マネックス証券 国内・米国株式決算カレンダー(2026年6月18〜19日)

📚 主な出典
✍️ 執筆者/ぱぶちゃん|投資歴6年/ぱぶちゃんのファンダメンタルlabを事実ベースで解説するブログを運営中。相場の「なぜ?」を一緒に考えましょう。ナンピンは得意です。/X(旧Twitter):@pablo29god
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